『Romaria ホマリヤ(巡礼)』
『Romaria ホマリヤ(巡礼)』
鎌田東二さんと、久しぶりにゆっくりお話しできました。鎌田さんは、宗教哲学者で上智大学教授、京都大学名誉教授…でありながら旅する自由人。そして、神道ソングライター🎶
ゆっくりお話しできたのは、鎌田さんの3rd.アルバム制作開始@狸の里(仮称)スタジオ 曽我部晃(KOW)がプロデュース…というわけなんです。
鎌田さんとのおつきあいは…かれこれ35年くらいになるのでしょうか。
初めての出会いは、富士吉田の浅間神社の火祭りに参加するため、御師を継いだ友人槙田きこりさんの家に、晃とジョゼ・ピネェイロさんと私で泊まりに行った時のことでした。
この時、鎌田さんは写真家で巨石ハンターの須田郡司さんといらしていて…。
この時は初めてお会いしたのに意気投合して、忍野八海までドライブしたり…。火祭りにも一緒に参加しました。
ぐんちゃともすっかり仲良くなり、今に至ります。
その後、鎌田東二さんが喜納昌吉さんと立ち上げた『神戸からの祈り おひらき祭』の実行委員のメンバーに夫婦で招かれたのです。
その実行委員の中に、今でもふか〜いおつきあいをさせていただいている方々もいらして…私たち夫婦にとっても、まさに「道ひらき」となったのでした。
『おひらき祭』は、阪神淡路大震災への祈りと道ひらきとして、神戸メリケンパークと大仏様で知られている鎌倉長谷寺で開催。晃は当時組んでいたオリジナルバンド『東京キッチン』で出演しました。なつかしい思い出です。
話はやや前後しますが、当時、私はブラジル音楽に夢中でした。
火祭りに一緒に行った友人のジョゼ・ピニェイロさんはブラジルベレンの出身で、日本で活動するミュージシャン。
家族ぐるみでおつきあいさせてもらう仲になり、ジョゼから、サンバやボサノバ、MPBだけじゃない、ブラジルの伝統的な音楽や、北東部を中心とした民衆音楽をたくさんたくさん教えてもらいました。
その中に、ジョゼも歌っていた『ホマリヤ(巡礼)』という曲があります。
エリス・レジーナの歌で知られていますが、ブラジルでたくさんのミュージシャンや大衆にも親しまれている曲です。
作詞作曲は、ヘナルト・テイシェイラです。
この曲は、ポルトガル語で聞いて歌詞の意味を詳しく理解できなくても、ぐっと胸に迫るものがあり…。日本語に訳したいと思って、辞書をひきひき、翻訳してみたのです。直訳ではないけれど、詩のスピリットは充分に生かせる形で訳せました。
それを晃が歌い、鎌田さんが聞いて…深く深く感動してくれたのがもう25年くらい前になります。
その当時のことを鎌田さんがとってもよく覚えていて、びっくり。私も古い記憶の扉がぱっかーんと開きました。
前の晩に晃が歌い、鎌田さんの琴線に触れリクエストで3回歌い…晃は10年ぶりに歌うのでギターコードや日本語の歌詞を思い出しながら。
翌朝、朝食後にまた鎌田さんからリクエストが入り…それを動画に撮って、そしたら私までインタビューを受けて😅 寝起きのボサボサすっぴんで恥ずかしいのですが、
鎌田さんがYouTubeにアップしてくれたので、折角なんでシェアします。
動画は2本あります。長いです。一本めも二本めも後半に『巡礼』がでてきます。
◉富士山と曽我部晃さんと歌「巡礼」2021年12月17日
動画リンク
https://youtu.be/HnRiB7aqpaA
◉曽我部晃歌 Joan Bosoco、「巡礼」2021年12月17日
動画リンク:https://youtu.be/Lw5Z67gAzeI
☆YouTube動画の概要欄に訳詞を掲載してくださってます。
晃のCD『透明なドラゴン』にも収録してますが、新しい鎌田さんのCDではラストナンバーに収録してくださることに…。
〜晃のフィードより〜
宗教哲学者の鎌田東二さんは、神道ソングライターを名乗り、神道的世界観を土台にした多数のオリジナル曲をもっています。その中から昨日は二曲、「神ながらたまちはえませ」と「犬もあるけば棒にあたる」の歌を録音しました。
うん、やっぱりこれだ!
圧倒的に言葉が素晴らしい。
〜以下略〜
この動画は、雑談中のふたり
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