たぬきのデッサン習作 色鉛筆
たぬきのデッサン習作*色鉛筆 2021.08.14
これはデッサンというよりイラストだなあ。どうしても、雰囲気に流されてしまう(可愛く描いてしまう)。アップするほどもない出来なのですが敢えて。
それは、私の脳内の反映であるとわかっているのですが…いまのところ、乗り越えられない壁。
つい先日まで、私が目指すのは、自分で納得できる可愛い世界…でしたが、デッサンを学ぶうちに、もっと真剣に描きたくなってきていて、「写実」ということに徹してみようかと。
モチーフへの想いや自分のイメージをいったん捨てる、ということにチャレンジしてみようと思って、たぬきシリーズを描いているのですが…。
鉛筆一本で描いた前作2点は、自分でも少しは納得できたので、次のステップとして、色鉛筆にチャレンジしてみたら、これがなかなかむずかしい。
生きたたぬきには見えない。
絵本に出てくるたぬきみたい。
可愛くは描けたけど…。と納得できず、マノ先生に見てもらったところ。鋭いアドバイスをいただきました。
マノ先生の言葉。
「曽我部さんは、絵本を目指しているためか、やはり絵本に出てくるたぬきですね」→そのとおりなんです。それでいいという節があるのです…。
→アドバイス本題。
「頭の中にやりたいことが強ければそれが絵に影響が出ます。私の場合は頭の中に写実しかないので描くときには完全写実的な立体感と質感を自然に求めます」
とのこと。
が〜ん😵
マノ先生、ブッダかと思いましたよ。
ブッダが瞑想で得た悟りみたいじゃありませんか!
「ありのままの現実をただ見る」
わかりました! やってみます!
というわけで、今日からの夏休みは、瞑想しながらデッサンします。
これって、野口晴哉先生のおっしゃる「ぽかんとする」ということにも通じるのです。
30年、整体を学び続けてきて、愉気するにしても、活元するにしても、相手の身体に手を当てる時も、「ぽかんとする」ということが最も大切で…。
「雑念は湧いてくるけれど、その湧いてきた雑念にとらわれることなく、ただ流れてきた雲を飛ばすように」
と心がけて生きてきました。
行気をする時も、坐禅をする時も、瞑想する時も、すべて基本はそこにある。
晴哉先生は、わかりやすい言葉にする天才だから、ブッダが到達した境地を「ぽかんとする」と表現してくれています。
そのことの大切さを、デッサンを通してもまた気づきました。
整体もデッサンも、忙しい私の脳内をクリンにしてくれる。楽しい💕
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