手を差し伸べる
私が人生において、最上級に尊敬しているのが野口晴哉先生です。
晴哉先生は、わずか14歳の時、下町に住んでいて、関東大震災に被災されました。
晴哉先生は、人の身体を見ると、病んでいる部分が黒く見えて、思わず手を当ててしまうという方なんです。
関東大震災の直後、コレラで苦しんでいる人を見て、14歳の少年が、次々と手を当てていきました。癒される人が次々と生まれていきました。
このエピソードは、盛っていない、真実と思えるのは、複数の証言があるからです。
昨日のニュースで、阿佐ヶ谷駅で、白杖の鍼灸師の方が、誤って線路に転落して亡くなってしまったそうです。
この方は阿佐ヶ谷で若いお母さんたちに、ボランティアで施術をされていたそうです。
コロナ以来、街や駅で困っている人に、手を差し伸べることに、躊躇してしまう人が増えて、こうした事故は、コロナ以前より増えているそうです。
あと先を考えず、困っている人、病んでいる人が目の前にいたら、すぐに手を差し伸べることができる晴哉先生の精神を、微力ながは、受け継いでいくために、私は整体の修行を続けています。
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